npo法人会計向けソフトの比較

NPO法人でも会計をしないといけません。
むしろ営利目的ではなく、公益性重視の団体だからこそどうお金が動いているのか?など会計の透明性が求められます。

活動計算書・財産目録等の開示書類の作成が必要なので、一般企業用の会計ソフトをそのままつかうだけでは会計業務が完了しません。

このようにNPO法人の会計は普通の企業と違う部分があるのですが、一般企業のように会計専門の職員さんがいないNPO団体も多いです。
今回はそんな会計砂漠と言われるぐらい会計ソフトの選択肢が少ないNPO法人向けの会計ソフトの比較をしてみました。

NPO会計と一般企業の会計って何が違うの?

NPO会計は一般企業の会計と違っている部分が多いです。

NPO会計基準を策定して、NPO法人はこの基準に準拠することを推奨されています。
正確で比較可能な会計報告書を作成するルールがNPO法人会計基準です。

NPO法人会計の特徴
  • 小さな団体も無理なく採用できるように工夫
  • 現物寄付やボランティアなどのNPO独自の会計項目の設定
  • 事業報告書を収支計算書から活動計算書に変更
  • 費用を事業費と管理費とに区分
  • 複式簿記発生主義会計の採用
  • 一取引2仕訳の廃止



特徴的なのは事業報告書が収支計算書から活動計算書に変更されていることと、NPO独自の勘定科目があることです。
この違いがあるので、一般企業用の会計ソフトを使用することが難しくなっています。

一般企業用の会計ソフトは決算書を作ることはできますが、NPO用の活動計算書に対応していないので、そこから自分で打ち直しが必要となるので非常に手間がかかってしまいます。

また勘定科目もNPO用の勘定科目がついていないので、自分で設定して登録していく必要があります。

NPO法人向けの会計ソフトを選ぶ際はこの二つをしっかりケアした会計ソフトを選ぶことが大切です。

NPO法人会計にに対応したおすすめソフトウェア

では早速、NPOの独特の会計に対応したソフトウェアを紹介していきますね。
今回はfreee、ソリマチ会計王、ee-会計の三つの主要NPO向け会計ソフトを比較しながら紹介していきたいと思います。

クラウド会計freee


freeeはクラウド会計ソフトで、今までは個人事業主や中小企業向けに開発されたソフトでした。
2016年からNPO法人の会計業務をサポートしたいということで、NPO法人会計基準に準拠したシステムをリリースしています。

freeeの特徴は「会計の知識、複式簿記の知識が無くても会計処理が行える」ことや「取引のお金のやり取りを自動的にデータ入力してくれる」ことです。
会計知識のあるスタッフがいなかったり、会計に多くの時間を取られてしまっているNPO法人にお勧めのソフトです。

またNPO会計をスムーズに進められるようにNPO会計キットを公開しています。
これらのNPO会計キットを利用することで勘定科目の設定や開示書類の作成も基礎的な部分は自動で出来るようになります

NPO会計キットの中身
NPO法人用freee 使い方ガイド
 会計freeeでNPO法人の記帳・決算を行う手順を紹介しているガイドです。NPO会計キットの詳しい利用方法についても記載されています。

勘定科目・部門セット
NPO法人独特の勘定科目や、定款に記載した部門を、会計freeeにインポートすることができます

決算書テンプレート
NPO独自の決算書の作成テンプレートです。
一般企業用会計ソフトで決算書を作り、手打ちでNPO用の決算書に直している場合、非常に業務を効率化することができます。
会計freeeから吐き出したデータを、決算書テンプレートにインポートすることで自動的に必要書類を作成することができます。


価格は月額1,980円ですので年間に直すと約12,000円と非常にコストパフォーマンスの高いソフトです。
月額無料で試すこともできるので、NPO会計で困っている方にはおすすめの会計ソフトです。

ソリマチ 会計王NPO法人スタイル

ソリマチNPO法人会計王

ソリマチは会計砂漠の中で、昔からあるソフトです。
ちょっと前まではNPO法人会計ソフトと言えばコレ!ぐらい有名なソフトでした。

特徴はfreeeと同じようにNPOの会計基準に対応していたり、勘定科目に対応しています。
会計データもfreeeほどではありませんが、ある程度自動的にデータを取り入れてくれます。

ただしネックは金額です。料金は年間40,000円(税抜)で一番高額なソフトになります。
インストール型のソフトですので、使い勝手はfreeeに若干劣るので優位性が少しずつ失われているイメージです。

ee-会計ソフト

NPO会計基準に準拠しています。freeeと同じくクラウド会計型のソフトなので、ネットにさえつながればどんな状況でも使えます。
ee-会計とnbookというのが二つありますが、管理している団体が違うだけで二つとも全く同じソフトです。

料金は小規模事業所用の場合年間10,000円(税抜)で、大規模や障害福祉事業所用は年間30.000円(税抜)です。

インターフェイスもふた昔前ぐらいのもので、シンプルな構成です。
正直なところ、今から始めて料金も同じぐらいで洗練されたfreeeがあるので、わざわざee-会計を選ぶ理由はあまり見当たりません。

NPO法人向け会計ソフト

ソリマチの会計王が今まで一番メジャーでしたが、freeeがNPO法人向け機能に力を入れてから状況が変わっています。
予算が潤滑にあるNPO法人であれば、特にソリマチでも問題ありません。

しかし、できるだけ会計ソフトにかける経費を削減したい場合はfreeeがお勧めです。
サポートについても導入をどのようにすればいいのか?NPO独特の勘定科目をどうすればいいのか?徹底的にサポートしてくれます。
事業収益型のNPOも、寄付型のNPOも関係なく満足できるソフトですね。

会計砂漠とよばれたNPO用会計ソフトですが、freeeの参戦で状況は変わりそうですね。
最新のクラウド会計ソフトも利用することができますので、NPO法人で会計にお困りの方は詳しく見てみてもいいかもしれないですね。


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