前回の記事「青色申告のメリット」でもお伝えしましたが青色申告では、節税効果の高い制度を利用できます。
メリットをしっかり理解しているけど、まだ立ち上げたばかりで難しそうだしなかなか手が出ない・・・。という方に向けて今回は「青色申告のデメリットを解消する方法」をお伝えしていきますね。
ページ 目次
青色申告のデメリットってどんなものがあるの?
具体的に解消する方法をお伝えする前に、青色申告のデメリットにどんなものがあるのか?明確にしていきます。
青色申告のデメリットは大きく分けて3つあります。
- 青色申告をする際に許可をとるための書類の作成と提出が必要なこと
- 青色申告の許可が下りても確定申告書類の不備があれば許可が取消される
- 帳簿を複式簿記で記入しないといけない
このようなデメリットが発生します。
65万円の控除にも繋がるほどメリットの大きい制度ですので、その分青色申告をするにはハードルが高くなっています。
イメージがつきにくいかもしれませんが要は「提出する書類が複雑で面倒になる」ことが青色申告のデメリットです。
この青色申告のデメリットを解消して、簡単に青色申告ができれば言うこと無しですよね。
次のステップでは、具体的にデメリットを解消する方法を説明します。
青色申告のデメリットを解消する2つの方法
では、これらのデメリットを解消するための具体的な方法をお伝えしますね。
具体的には、「開業freee」を利用することと「クラウド会計ソフト」を利用することです。
これだけ?と思われるかもしれませんが、実際にこの二つを利用するだけで簡単に青色申告ができるようになります。
それぞれどのようにデメリットを解消するのか説明していきますね。
- 青色申告をする際に許可をとるための書類の作成と提出が必要
⇒開業freeeで15分以内に必要書類が簡単に作成可能 - 青色申告の許可が下りても確定申告書類の不備があれば許可が取消される
⇒クラウド会計で自動的に数字が転記されるのでミスなく安心 - 帳簿を複式簿記で記入しないといけない
⇒複式簿記を知らなくても、自動的に複式簿記形式で記帳してくれる
開業freeeとクラウド会計を利用することでこのようにデメリットを解消することができます。
ポイント1:開業freeeで青色申告承認関係の書類はサクッと終了させる
一番短時間でわかりやすく効果があるのは開業freeeを利用することです。
開業freeeでは質問事項に答えていくだけで、簡単に青色申告承認申請書を作成することができます。
本来は開業届を提出する時に必要な書類を作成してくれるソフトですが、開業freeeを作っているfreeeは簡単に青色申告ができるクラウド会計の会社なので、開業届を出すのと同時に青色申告承認申請書を提出できるようなシステムを作っています。
なので、あなたがもし開業届を出していても青色申告承認申請書を勝手に作ってくれるサービスとして利用することもできます。
実際に行う作業は「質問に答えて」、「自動的に作成した書類を印刷して」、「税務署に持っていくor郵送する」という3ステップだけです。
色々青色申告について調べて時間を浪費することなく10分~15分程度でこの作業は終わらせることができます。
開業freeeの詳細については「開業freeeを利用して、一瞬で開業手続きを終わらせる方法」で紹介していますので詳しく読みたい方はご覧ください。
ポイント2:クラウド会計で短期間で正しい会計をする
青色申告が取り消される原因の一つに期限後申告があります。「確定申告が間に合わないとき」で取り上げましたが、2年連続期限内に確定申告をしなければ、青色承認申請書で許可を取っていても、青色申告ができなくなってしまいます。
普段からクラウド会計で記帳しておけば、日常会計は完了しているので後は確定申告書類に転記していくだけになります。
さらにクラウド会計ソフトでは、この日常会計の帳簿を確定申告書類に転記する作業も自動的に行ってくれます。
なので1時間以内に書類作成は終わるぐらいのスピードはありますので、さすがに期限後から確定申告作業を始めたときはダメですが、期限内に気が付いても十分青色申告が取り消されないように書類を提出することが可能です。
もちろん複式簿記がわからなくても、freeeとマネーフォワードクラウドであれば自動的に複式簿記の形式で帳簿を作成してくれます。
やよいオンラインはクラウド会計なのですが簿記の知識がないのでまったく会計知識がない方は使うのが厳しいのでそこだけ注意してください。
「クラウド会計のfreeeとマネーフォワードクラウド確定申告(旧MFクラウド)、やよいの比較。おすすめはどれ?」でfreeeやマネーフォワードクラウドでどちらがどういう方に向いているか比較していますので参考にしてみてください。
この二つを有効活用して、ぜひメリットの多い青色申告で確定申告をしてくださいね。
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