freee(フリー)は簡単?軽減税率に対応?使い勝手から評判まで!


freeeはかなりの頻度でアップデートされますので、今回は2023年1月時点でのfreeeクラウド会計についてまとめてみたいと思います。
大きなアップデートがあればこちらでも反映していきたいと思います。

【freee(フリー)の評価】
freeeフリーの評価チャート
クラウド会計ソフトの中でシェアNo.1を誇る有名ソフトです。
特徴としては、会計の知識がなくても会計ができる!というクラウド会計ソフトです。

個人事業主の方にとっては、会計の知識がなくても導入できるのでとても便利ですし、法人の方にとっては、会計以外の様々な経理業務にfreee(フリー)一本で対応できるところが特徴的なソフトですね。

freee(フリー)の公式サイトを見てみる

口コミについてはこちらでまとめていますので、チェックしてみてくださいね。「freeeの口コミをまとめてみました!

freee(フリー)ってそもそも何?

freee(フリー)はクラウド会計ソフトといわれる新しい形の会計ソフトの一つで、元googleの佐々木大輔という方が独立して起業された会社freee株式会社からリリースされているソフトウェアです。

freeeのコンセプトは、非効率な会計業務の効率化に重点を置いています。特に会計処理に関しては、会計知識を勉強している人や、すでに会計知識を持っている人が行うのが一般的ですが、freeeを使えば、自動的に仕訳の処理をしてくれるので、知識がない会計初心者でも安心です。

また、クラウドで使うのはソフトウェアなので、アップデートは随時行われ、たとえ法律が改正されても、新しい法律に対応したソフトウェアを購入する必要はないです。(ただし、これはクラウド会計全般に言えることです!)

個人事業主向けの会計ソフトとして、法人向けの会計ソフトとして、確定申告用のソフトとして(青色申告にも対応しています)利用できます。また、個人事業主になりたい方の開業手続きのサポート、法人になるための手続きサポート、給与計算ソフトなどの別サービスも行っています。

特に、スタートアップで会計の知識がない個人事業主の方におすすめのソフトです。

freee(フリー)の良いところ

では、先ほど既にいいところに触れてしまっていますが、freeeの良いところ、特徴をまとめていきたいと思います。

スムーズな会計処理

なんといっても一番の特徴は会計処理の時間が大幅に削減できることですね。金融機関と情報連携しているため、口座間のお金のやり取りやクレジットカードの同期を自動で行うことができるのが最大の特徴です。

また、この機能は通信にパスワードを使わないので、万が一、不正アクセスがあっても情報が盗まれることはなく、パスワードも漏れないので安全性が高いです。 さらに、面倒な仕訳作業もfreeeが自動で仕訳を行うので安心です。

特に会計の知識がないと、「この仕訳はどれを使えばいいんだろう…」とインターネットで調べたり、本で調べたりする必要がありますが、freeeの金融データ自動登録機能は、経理業務にかかる時間を短縮することができるようになります。

自動で確定申告!

これも驚きの機能なんですが、freeeは個人事業主が初年度に必ずと言っていいほど悩む「確定申告の自動化」をやっているんです。

このように回答すると、確定申告の申請書の内容に従って、1年間の会計処理がすべて自動入力されます。確定申告が非常に簡単にできるので、時間のない個人事業主には非常にありがたい機能です。

関連記事:freeeの自動確定申告

開業freeeが個人事業主スターターとして優秀すぎる

さらにすごいのが、開業freeeです。
個人事業主になるには、開業届を出すなど煩雑な手続きが必要ですが、開業freeeを使うと質問に答えるだけで簡単に開業申請書類を自動的に作成してくれます。

私も個人事業主として活動していた時は開業freeeを利用しました。郵送で送ったので、実際に開業するまでにかかった時間は10分程度です。そのうち5分は郵便局への移動時間です。本当にあっという間でした。

送った後は、税務署から開業届の控えが返送されてくるのでそれを確認して完了です。
開業freeeについては詳しくまとめているので「開業freeeの評判」をご覧ください。

会計以外の機能が充実している!

また、「会計以外の機能が充実している」ことも良い点です。
例えば、経理業務として発生する請求書作成業務では、必要な情報を入力していただければ、郵送まで対応します。(郵送には別途、1通あたり150円の手数料がかかります)

また、合算請求や定期請求も行いますので、経理業務の負担が大幅に軽減されます。
他のソフトでは、サービスが分かれていて連携もできますが、ソフトごとにコストがかかりますが、freeeでは、1つのソフトでかなりの範囲をカバーできますので、個人事業主だけでなく中小企業にも有力なソフトと言えますね。

freee(フリー)の悪いところ

では逆にfreeeの悪いところについても紹介したいと思います。何事も良いところばかりではないですね!

UI(ユーザーインターフェース)が独特

会計の知識がなくても会計ができる!反面、知識がなくても直感的に操作できるUIは、従来の会計ソフトと比較して非常にユニークです。 すでに弥生会計などのインストール型ソフトを使っている人にとっては、若干使いづらいと思います。

全くの初心者であれば問題ありませんが、経験者であれば無料会員として使い勝手を確認することができるので、本格的に使う前に無料会員登録をして使い勝手を確認することをお勧めします。

無料なので、ユーザーインターフェースの相性が良くない!という場合は、使わないという判断もできますので、お気軽にお試しください。

スタートの料金が500円〜高い

ライバルのクラウド会計ソフト「マネーフォワードクラウド」と比較すると費用が高いのがマイナスポイントです。

フリーランスの個人事業主の方であれば、freeeのスタータープラン1,480円に対して、マネーフォワードクラウド確定申告は980円ですので、500円の差があります。

ただしこれも考えようで、先ほどの良いところでも紹介しましたが、freeeには請求書発行サービスもついています。マネーフォワードクラウドではマネーフォワードクラウド請求書というサービスを合わせて使わないといけなくて、こちらも費用が発生します。

例えばマネーフォワードクラウド請求書は費用が郵送までできるプランの最低額が500円/月なので、それだけで値段の優位性がなくなります。

Freeeは小規模な個人事業主には500円高いですが、業務の規模に応じて使う機能が多ければ多いほどお得なサービスになります。

freee(フリー)の料金体系 (2022年12月より新料金)

freee(フリー)の料金体系を個人事業主の方と法人の方に分けて紹介させていただきますね。

改定前の料金は下表のとおりです。

区分 改定前 / 改定後 スターター スタンダード プレミアム
基本料金
(3名まで)
改定後 1,480円(税抜)

1,628円(税込)

2,680円(税抜)

2,948円(税込)

メンバー追加
(4名以降 / 1名あたり)
改定後 400円(税抜)

440円(税込)

・法人向け料金 ※2023年1月18日改定

ミニマム ベーシック
月払料金 2,680円

iOS/Androidサブスクリプション購入の場合:3,100円

5,280円

iOS/Androidサブスクリプション購入の場合:5,990円

対象者 会社を設立したばかりでまだ小規模な会社向け 取引先や従業員・部門などを管理したい会社向け

料金プランごとの機能比較

・個人事業主の方

スターター スタンダード プレミアム
税理士の
追加

税理士の方のfreeeアドバイザー制度への加入状況によって異なります。

  • アドバイザー制度加入者(会費あり)、または認定アドバイザーの税理士の方メンバー追加枠を消費せず無料招待可
  • アドバイザー制度加入者(会費なし)、または制度非加入の税理士の方メンバー追加枠にて招待可
主な機能 基本的な記帳機能

ファイル保存 月5枚まで

基本的な請求書機能

確定申告機能

電子帳簿保存

固定資産台帳

スターター全機能

ファイル保存 月10GBまで

請求・支払効率化

定期請求・合算請求

入金管理・支払管理レポート

資金繰りレポート

消費税申告機能

農業所得の確定申告

スタンダード全機能

カスタム権限管理

仕訳承認

仮締め

部門階層

配賦計算

経費精算

税務調査サポート補償

サポート チャット

メール

チャット (優先対応) ※1

メール (優先対応) ※2

チャット (優先対応) ※1

メール (優先対応) ※2

電話

乗換代行

※1 混雑時に優先してチャットがつながります。
※2 1営業日で回答を得られるお急ぎ便を利用できます。
※ iOSアプリ内課金によりスターター / スタンダードプランを購入された場合、メンバー招待枠の追加購入及び、サポートオプションの購入はできません。
※ 2022年12月より、freee会計個人プランの料金が変更されました。

個人事業の規模に応じて、やりたいことが増えれば徐々に料金が上がっていくのは当然の料金体系ですね。電話サポートが必要な場合はプレミアムプランで、それ以外の方はスターターかスタンダードプランで問題ありません。

メールサポートも充実していますし、QAサイトも充実しているので、よほどのことがない限りサポートに不満が出ることはないと思います。

・法人向け ※2023年1月18日改定

ミニマム

決算書類の作成と
記帳の効率化したい方へ

ベーシック

経理全体の効率化、成長にむけて
数字の可視化を実現したい方へ

プロフェッショナル

社内ワークフロー
管理会計を行いたい方

料金

※税抜

年払い

1,980円/月あたり

23,760円/年

3,980円/月あたり

47,760円/年

39,800円/月あたり

477,600円/年

月払い

2,680円/月

5,280円/月

47,760円/月

基本機能

明細自動記帳

○ ○ ○

OCR機能

○ ○ ○

見積/納品/請求書の作成

○ ○ ○

ユーザー追加

△

(3名まで)

○ ○

経費精算

× ○ ○

帳簿関連

総勘定元帳

○ ○ ○

仕訳帳

○ ○ ○

固定資産台帳

○ ○ ○

決算書

○ ○ ○

消費税申告書

○ ○ ○

レポート関連

試算表

○ ○ ○

月次推移表

○ ○ ○

資金繰りレポート

○ ○ ○

収益・費用レポート

× ○ ○

集計表

× ○ ○

ワークフロー

× × ○

予実管理

× × ○

表示価格はすべて税抜きです

ミニマムプランは、1人から数人の小規模法人向けのプランです。
中小企業で区分経理を行う場合は、ビジネスプランを使用する必要があります。

freee(フリー)のサポート体制

freeeのサポート体制はどうなのでしょうか?

主なサポートとしては、メール・チャットとQ&Aサイトでの質疑応答になります。
またのちの口コミ情報でも触れますが、電話でのサポートが厚い会社になります。

チャットサポートは知りたいときにすぐに不明点をその場で聞くことができます。
※平日10:00-12:00 13:00-18:00

メールサポートは1営業日かかりますが、疑問を投げておけば回答がもらえるので、チャットサポートの時間外の時や、急いでいてチャットはできないけどスマホからメールは打てる!という時に便利です。

電話サポートについてはビジネスプラン、プレミアムプランのみのサービスとなっています。

個人的には使っていても電話で解決する前にQ&Aサイト(サポートセンター)で蓄積されたQ&Aで90%以上、トラブルは解決しています。もしトラブルが解決しなくてもチャットなりメールがいつでもできるので、それで確認して問題なく運用できています。

電話はどちらかというと自分で探すのが面倒でとりあえず電話で聞くほうが早い!!という方向けですね。

freee(フリー)の使い勝手は?

ではソフト自体の使用感についてはどういう特徴があるのでしょうか?
主に特徴的な機能やポイントに絞って紹介したいと思います。

モバイル対応はアプリが便利です

まずはモバイル対応について。

モバイルからはアプリ版を使用するのが必須です。
ブラウザ版もあるにはあるのですが、レイアウトが専用のものではなく、PCでみるようなレイアウトが小さくなって見えるという形なので、非常に見にくいです。

アプリ版であればスマホに最適化された表示だけでなく、操作もラクラクスイスイ〜という感じで使えるので非常にクオリティが高いです。
私はほとんど、会計処理なんかはスキマ時間でスマホを片手にサクサクっと処理する感じなので、アプリ版はfreeeを使う方にとっては必須ともいえるツールです。

freee給与計算ソフトについて

freeeは会計ソフトだけではなく、freee給与計算ソフトというサービスについてもリリースされています。

まさに会計だけではなく経理業務すべてを担うという感じですね!

給与計算はもちろんですが勤怠管理や年に一度の大イベント年末調整にも対応したソフトです。
出勤簿・賃金台帳・労働者名簿といった法定三帳簿も作成かのうなので、経理にとっては心強いソフトです。

管理人のfreee(フリー)レビュー

まずは一度試してほしいクラウド会計です

確かに独特のUIでとっつきにくいというデメリットはありますが、まずは一度試して合う合わないを肌で感じていただきたいソフトです。
企業としても、この先は経理業務を全て一括で行えるような環境を整えていく方向性なので、今のうちに登録しておくとこの先も色々な機能が使えるようになっていくと思います。

また何より会計知識がなくても使えるのがなによりの利点です。
私のように会計については何もしらないまま開業してしまった方にとっては、心強いソフトです。

なにせ、お金のやりとりを自動的にデータを引っ張ってきて、仕訳までしてくれて、最終的には確定申告のデータまで作ってくれるってもの凄いですよね。

2020年度と2021年度についてはもちろん私はこのソフトを使用しました。

評判について口コミ情報を調べてみました!

ネット上で評判を調べてみましたが、やはり便利で確定申告がラクラクできて満足という声がおおむねです。

特にサポートが手厚く、導入に当たってどういうメリットがあるのかといった使う前の良く分からない不安感を払しょくしてくれる電話対応が評判がいいですね。



あまり良くない口コミもちらほらと・・・

もちろん全てが全て手放しに良い評価というわけではありません。
調べてみた限りでも、悪い口コミや評判なんかもちらほらと見つかりました。

主に良くない評価は「電話営業」に関することです。しかし2023年1月では、電話営業の悪い口コミはあまり見かけません。

※参考電話データ:https://www.telnavi.jp/phone/05033583226

もちろん、良い口コミでもあったように電話をしてくれるほうがありがたいという方も多くおられるのですが、中には電話嫌いの方もおられますよね。

そこで実際この電話営業についてどういうスタンスでおられるのかfreeeの中の人に聞いてみました!!

[char no=”1″ char=”あさぎ”]
【Q】ツイッターなどで、登録をすると営業電話がすぐにかかってくるという評判が多いです。営業努力が素晴らしいという声もある反面、忙しいときにうっとうしいなどの口コミもあります。この営業電話についてはどうお考えですか?[/char]

[char no=”2″ char=”freee”]
【A】
弊社では、「1度は生の声でコミュニケーションすること」を重視しており、ご登録後、導入サポートのお電話を行っております。Twitterなどで発信される方はパソコンがお得意で、電話サポートがなくても、ご自身でマニュアルを見ながら進められる方も多くいらっしゃいます。しかし、大多数の方はTwitterなどSNSを使わない、パソコンも苦手、一人で進めるのが不安、という方ですので、9割以上の方はお電話サポートを必要とされております。インターネット上のお声もたしかに事実ですので真摯に受け止めております。お電話する際の話し方や品質などを改善しながら、進めております。[/char]

[char no=”1″ char=”あさぎ”]
【Q】
とりあえず無料で使う検討期間がほしい、マイペースで決めたいけど電話がかかってくる・・・というユーザーに対してはどういう風に対応されますか?[/char]

[char no=”2″ char=”freee”]【A】
マイペースで決めたい、とおっしゃって頂いた方には、必要な事項のみメールして終話しております。お電話不要、とおっしゃって頂いた方に追いかけるようにお電話することはございません。[/char]

という感じの回答がありました。

まとめ:こんな人にはfreeeはおすすめです

・会計知識がない経営者の方
・中規模〜の個人事業主でなるべく経理コストを上げたくない
・小規模〜中規模の法人企業

これらに当てはまる方にはぜひおすすめしたいソフトです。

コスト的には少しマネーフォワードクラウドと比較すると高めにはなりますが、会計知識についての調べる時間を考えると知識がない方はこっちがおすすめです。

特に一年目の鬼門をいかにくぐり抜けるかです。
一年目は特に開業してから色々なわからない初めてぶち当たるトラブルや問題があります。

会計もその中の一つですね。

個人的な意見としては会計知識はゆくゆくは身に着けたほうが良いとは思いますが、それが忙しい一年目ではなくていいと思います。

freeeを利用してできるだけ経理にかかる時間やコストを削減して本業の成果を伸ばすことに集中したいですね!

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