今回は、副業で稼ぐサラリーマンのための開業届について紹介したいと思います。
副業でもきちんと開業届を出すことで、確定申告もすることができますし、確定申告をすると種類にもよりますが
65万円の控除を受けられる場合もありますので、節税にもなります。
クラウド会計で65万円控除の青色申告ができる?!

「副業だし、開業届ってよくわからないし良いや」とか「稼いでから考えよう・・・」という方に僕の場合こうしたよーっていう
ことを紹介したいと思いますので、参考にしてみてください。

開業届を出すことのメリット

では、まず「開業届を出したらどういう利点があるの??」っていうところを紹介したいと思います。
開業届を出すメリットは次の3つです。

節税効果の高い青色確定申告を出すために必要

確定申告については、前の「65万円控除の青色申告」でも紹介しましたが、3種類の確定申告があります。

そのうち、白色確定申告については開業届を出していなくても、白色申告をすることができます。
順番からいうと、開業届を出していないけどきちんと確定申告はしましょうってことなんですけど、20万円以下の副業収入だと「お小遣い」として見られるのでそこまで厳しい対応はしませんっていうことなんですけどね。

白色申告は前はきちんとした帳簿をつけなくても簡単に提出することができましたが、平成25年までは前々年分または前年分の所得を合わせて300万円を超えない場合は記帳や帳簿の保管はしなくてもよかったのですが、今年の1月から制度が変わって義務付けられることになったので、簡単さという最大のメリットが受けられなくなりました。

なので、確定申告をする場合、青色申告で申告する方が節税上断然お得なのですが、この青色申告で確定申告をする場合、きちんと開業届を出す必要があります!

副業の収入が20万円を超えると、確定申告をきちんとしなければなりませんので、それに合わせて開業届を出してた方が良いよってことですね!

赤字を繰り越すことができます。

こちらも大きなメリットです。多くの方が、「開業届は稼いでから・・・。」と思われるかもしれませんが、この赤字繰り越しのメリットを見落としている方が多いです。

通常給料から所得税を天引きされているという方が大半だと思いますが、この所得税がかかるのは年間の給与所得の黒字部分についてです。
普通のサラリーマンだと、給与所得控除として「リーマンが使う経費ってこんなもんだろ!!」ってことでざっくりとした金額で控除が一律決まっています。

しかし、副業をやっている方だと、この必要経費について経費として出せる範囲が広がります。
あくまで参考ですが、私の場合ライター業をやっているのですが、記事を書くのに購入した書籍や、パソコンなんかが経費として計上できる場合があります。
※あくまでも参考で、ご自身の場合どうなるのかについては税理士さんに相談してみてくださいね!

このうち、副業分で出た赤字も、会社からもらっているお給料から控除して所得税が返ってくる場合があるのです。

給与明細を見ながら、こんなにひかれた〜というのはサラリーマンの間でのお決まりのやりとりですが、
副業をする意識の高いあなたは、しっかりと開業届を出して、確定申告をすることで、節税のメリットを受けられる可能性があります。

事業用の銀行口座を持つことができます(できる場合があります)

これもかなりのメリットです。
一応副業の収入は口座をわけて管理されているという方もおられると思いますが、おこづかい程度の気持ちで始められた方は口座をわけていない方もおられると思います。

口座が分かれていないと、どの部分が会社からの給料で、どの部分が副業からの収入かわかりにくくなります。

また事業の中で銀行振り込みをしてもらうことも出てきたりしますが、その時にヤマダタロウという振込先と
事業用の名前の口座に振り込むということを比較したら、圧倒的に信頼度で言うと、事業用の口座があったほうが良いですよね。

もちろん開業届を出したら、事業用の銀行口座がもれなく開設できるというわけではありませんが事業用の口座を作るためには、最低限開業届が必要になってきます。

【2019年4月16日追記】
フリーナンスというサービスを利用すると屋号名の口座登録申請が簡単にできますのでおすすめです。
⇨フリーナンスのレビュー

開業届を出すデメリットとは???

今まで開業届の良い面ばかりを紹介しましたが、それでは公平性に欠けますので開業届を出すデメリットについて書いていきます。
といっても、デメリットがあるから開業届を出さなくても良いということでは無い点は理解してくださいね!

開業届を出す最大のデメリットは「確定申告が絶対」ということです。

先ほどもちらっと言いましたが、年間の収入が20万円を超えなければ、確定申告をしなくてもOKです。
しかし、開業届を出すと20万円より少なかろうが、絶対に確定申告を出さなければなりません。

ちょっと考えたらわかりますよね??開業してるけど、20万円を超えたか超えていないかなんて、自分にしかわからないわけで
「20万円超えてないから開業届出したけど、確定申告はスキップスキップ♪」
なんて甘い考えは捨ててくださいね。

税務署では「こいつ、事業の確定申告をしていないぞ!!脱税や!!!!」となるだけです。

きちんと確定申告はしましょう。

というか、20万円の収入は月で割ると、2万円も稼いでいれば超える額です。
あなたの今の副業が20万円を超えていなくても、いずれは超えてもおかしくない額ですから、どちらにせよ確定申告をしっかりしていかないといけない状態になります。

なので、今のうちから確定申告はやるようにしたほうが良いと思いますよ!

確定申告に便利なソフト

開業届を出すことの最大のメリットである青色申告ですが、自分だけの知識で青色申告をするのはハードルが高いです。

確定申告

出典元:国税庁公式HP「確定申告書、青色申告決算書、収支内訳書等」

どうです?書ける自信ありますか??笑

このように確定申告って今までサラリーマンとして働いていた多くの人にとってはまったくわけのわからないものなんです。
年末調整だけでもめんどくさいのに、確定申告なんて意味不明です。

安心してください。意味不明でも確定申告はできます。

クラウド会計ソフトというものが最近では注目されているのですが、多くのソフトウェアが青色確定申告に対応したソフトとなっています。
対応しているというのも、先ほどのわけのわからない書類も、きちんとクラウド会計ソフトに記帳していっていれば
確定申告の書類を自動的に作成してくれるのです。

毎日仕事をして副業もしてクタクタ・・・。
でも確定申告をしなければなので、複式簿記を勉強して、記帳して、仕分けして。。。

睡眠時間を削って、次の日の仕事はグダグダ。副業にも疲れが溜まって手が回らない。

そんな悪循環に陥る可能性もありますが、クラウド会計ソフトは、自動的に仕訳をしてくれます。
日々のクレジットカードでの決済も自動で記帳してくれますし、現金でのやり取りについても「こんな仕訳はいかが??」というような感じで
クラウド会計ソフトが提示してくれるのでこちらはポチポチとクリックするだけです。

これを毎日、(ものぐさな人は確定申告前に一気に)しておけばあとは確定申告の書式に合った形式で出力するだけなのでとても簡単です。

僕もこのソフトを取り入れてから、経理作業が90%オフになりました。

ぜひ面倒な作業はクラウド会計に任せて、本業や副業で最大の収入を得ることに特化していきましょう!

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