クラウド会計の便利さは理解したけど、実際どの会計ソフトが良いのかってなかなか判断しにくいですよね。
当サイトでも、比較してみて「こういう人はfreeeが良いよ!」「あなたはマネーフォワードクラウドの方がいいんじゃない?」とかをおすすめしていますが、それでもなかなか決められない人っていると思います。
(まだ比較記事見てないよーって方は下の記事を先に読んでみることをお勧めします。
「クラウド会計の違い。freeeとマネーフォワードクラウド、やよいの比較をしてみました。」
⇒クラウド会計の特徴の違いも全然わからないよーという方向け
「マネーフォワードクラウドとfreeeを徹底比較!ものぐさにはどちらがおすすめ??」
⇒クラウド会計の自動化について気になる方向け
「クラウド会計のセキュリティは大丈夫?freee、マネーフォワードクラウドを徹底比較!」
⇒セキュリティが心配な方向け
ページ 目次
freeeを無料で使ってみようかな?という方のために
クラウド会計は無料会員でどんなものか試すことができるサービスが多いです。
気軽に「まずは無料で試してみようかな??」という気持ちで実際の画面を動かせるので、導入後のイメージがより強くなりますので簡単に決めることができます。
今回はfreeeの「無料プラン」について詳しく掘り下げていきたいと思います。
というのも各社無料プランの扱いが全く違うアプローチをしているので、混乱しそうだからです。とりあえずは今回はfreeeの無料プランについて。
※2024年1月15日より大幅に無料プランが変更になりました。
無料プランは以下の通り基本的な機能利用のみに限定されます。
データの保存
freee会計に登録しているデータは保存されています。有料プランに契約すると過去データの閲覧・編集含め利用できます。
引き続き利用できる主な機能
- 「設定」「ヘルプ」メニュー
- 事業所の設定/事業所の切り替え
- プランお支払い設定
- 請求書等の閲覧・編集(freee請求書を利用することで可能)
- メンバー招待可能人数:アドバイザー制度加入者のみ招待可
- メール問い合わせ ※ 料金・アカウントについてのお問い合わせのみ利用可
- チャットボット
関連サービスとの連携状態の解除・停止について
銀行やクレジットカードなどの外部連携サービスとの自動データ連携(同期)
freee会計の口座の連携は、無料プランでは随時連携解除され、データ連携(同期)が停止されます。
すでにfreee会計に取り込まれた明細等のデータは、無料プランでも保存されますのでご安心ください。
有料プランを契約されて、再度連携設定をすると、データ連携(同期)が再開できます。
freeeアプリストアの連携アプリをはじめfreeePublicAPIを利用した連携
随時連携が解除され停止します。
freee人事労務とfreee会計の給与明細の取引登録の連携
無料プラン中にfreee人事労務から連携された取引は作成されますが、freee会計上での閲覧ができなくなります。
freee販売から連携された取引
無料プラン中にfreee販売から連携された取引は作成されますが、freee会計上での閲覧ができなくなります。
無料プランにも2種類あるので要注意!
まず躓きがちなのが、「freeeの無料プランには2つの無料プランがあります。」ということ。
「なんだかややこしいなあ・・・。」と思われるかもしれませんが、実はそんなに複雑ではありません。
一つは体験用の簡単な機能だけが使える無料プランで、もう一つが登録して最初の30日間は本来有料なところを無料で使えるお試しプランというキャンペーンのようなものです。
参照:Freee公式サイト
こんな感じで便利な機能を、最初の30日間が無料で使うことができます。
違いとしては、前者の無料プランは「freeeをどういうソフトなのか試してみたい。」という感じで気軽に使うものです。
後者の30日間お試しプランは「freeeを使うことに決めたけど、どのプランが良いのか迷っている。」という感じでプラン検討の際にうれしいサービスです。
無料プランで絶対に気を付けてほしいポイント!
普通にfreeeを有料プランで登録し始めると複雑なポイントはないのですが、「最初は無料で試したけど、良さそうなので有料に切り替えよう!」っていう場合が複雑ですね。
今までの説明を聞いたら「最初は無料プランで使ってみて、ギリギリに有料に切り替えたらさらに初月30日間無料で使えそう!」って思われた方もおられるのではないでしょうか?
そうならものすごく分かりやすいんですが、そうじゃないのが難しいところです。
有料プランの30日間無料のメリットがあるのは、アカウントを作ってから30日間だけということです。
登録してから30日間お試し無料プランでいてしまうと、いざ有料に切り替えても30日間無料サービスは受けられません!
無料期間を受けるには、例えば登録からお試し無料プランを15日間続けて、有料プランに切り替えると残りの15日間が無料になります。
という複雑なことになってます。
公式でも図で表してくれてますけど(↓)、正直わかりにくいですw
「登録してくれてから最初の30日間は無料にするよ!でも有料に決めるのが遅いとお得度は下がっていくから早く決めたほうがいいですよ!」っていう感じですね。
ここめちゃくちゃわかりにくいので、どうせなら有料に切り替えても30日間無料にしてくれたらいいのになあ。
有料プラン最初の30日は無料とだけ聞いて、お試し期間を悠遊と過ごしていざ切り替えて「話が違う!!!」とならないように気をつけてくださいね。
お試し・無料プランでできることできないこと
では、実際にお試し・無料プランでできることとできないことといった注意点をまとめてみますね。
有料プランを無料で使えるものに関しては、特に通常のプランと同じなので説明は省略しますね。
[無料プラン・お試しプランの機能制限]※24年1月15日より
無料プラン・お試しプラン | 有料プラン | |
---|---|---|
取引データの閲覧・編集 | 利用不可 | 無制限 |
請求書類の閲覧・編集 | 利用不可 ※freee請求書(新帳票機能)での作成・閲覧・編集は可能です。freee請求書のログイン画面からfreee会計のアカウントでログインしてご利用ください。 |
無制限 |
書類の写真等のデータ取込
(ファイルボックス) |
利用不可 | 【スターター】月5枚まで 【スタンダード以上】無制限 |
仕訳帳のCSV/PDF出力 | 利用不可 | 無制限 |
総勘定元帳のCSV/PDF出力 | 利用不可 | 無制限 |
取引データのCSV出力 | 利用不可 | 無制限 |
メンバー招待可能人数 | 認定アドバイザーのみ 招待可 |
管理者含め3人まで (スタンダード以上) 1名あたり月額300円(税抜)/年額3,000円(税抜)で さらに追加可能 |
チャットサポート | 利用不可 | 利用可 |
メールサポート | 利用不可 | スタータープラン:3営業日でご返信 スタンダードプラン以上:1営業日でご返信 |
電話サポート | 利用不可 | 利用可 (プレミアムプランのみ) |
確定申告書類の作成機能 | 利用不可 | 出力まで可能 |
上記以外の機能 | 以下の基本的な機能のみ利用可能
|
プラン別の機能比較を参照 |
公式HPからの引用ですが主に違う点はこんな感じです。24年1月15日からかなり変更になります。
気を付けたいのは
- 取引データの閲覧ができない
- サポートがチャットに関しては使えない
- メールサポートは使えない
- 確定申告の作成データの出力ができない
この四つです。
取引データが直近一カ月分しか見ることができないので、無料お試しで使ってみて一カ月以上経ってしまった場合最初の方に登録したデータが見れなくなります。
またチャットサポートもできないので、1週間だけなので、最初の一週間だけ気軽に聞けることに注意してください。
一番大きいのは確定申告のデータでしょうか。
freeeの機能として重要なのが確定申告のデータは見れなくなりました。「無料で確定申告のデータを作成してくれる」ということです。
有料プランであれば、データを作ったらそのままデータを印刷して持っていけば確定申告完了なのですが、無料プランだと利用不可です。データは作れるのですが印刷ができないので提出ができません!
確定申告の時期ギリギリに無料プランに登録して確定申告だけ簡単に済まそう!と思っても駄目ですね。
freeeにするか決まってないけどとりあえず無料で様子を見たい人
では実際に、無料プランの注意点を説明しましたが、こんな人にはこういう使い方がおすすめですよーというのを紹介したいと思います。
まずは、freeeにするかどうかまだ決まってないけど、とりあえず使い勝手をチェックしてみたい方。
そういうあなたはまずは、無料でお試しをしてみるのがオススメです。
他にもマネーフォワードクラウドも無料会員があるので、両方登録してみてどちらが自分に合っているのかチェックしてみてください。
freeeに決定したけど、どのプランで行くか迷っている方
次は「freeeにするのは決まったけどスタータープランか、スタンダードプランのどっちにしようか迷っている!」という方です。
詳細の説明はこの記事では省略しますが、スタータープランとスタンダードプランで結構できることが違います。
個人事業主と一口にいっても、様々な方がおられますよね。事業の運営の仕方や規模によって必要な機能も違いますし、もちろん機能が増えると料金も上がりますので、経営状況でどうするのか左右されますよね。
そういう方にはまずは有料プランに登録してみて、30日間の間でどの有料プランが自分に合っているのかを試してみるべきです。
freeeの無料サービス期間は途中でプランを変えることができます。
なので最初は無料なのでスタンダードプランにしといて、「この機能全然使わないなー」っていうのが多ければ機能を絞ったスタータープランに変更するというやり方もありです。
一切クラウド会計にお金を掛けずに確定申告したい方
あくまでもfreeeの無料プランは「自分自身に合った有料プランを探すため」のプランです。
マネーフォワードクラウドと違って、使う機能が少なくても無料で使い続けるのは厳しいです。
仕訳の数が毎月少なくて、お金をかけるほどじゃないけど、確定申告は必要だしどうしよう・・・。
という方にはfreeeはあまり向いてません。マネーフォワードクラウドを使うことをおすすめします。
まとめ
クラウド会計ソフトは経理の時短に繋がるすごいソフトです。
中でもfreeeは、会計知識が無くても使えるソフトなのですが、経理経験者の方には独特の使い心地なのでまずは実際に登録してみて使ってみることをお勧めします。
十分無料会員でこのサービスが便利かどうかは判断できると思いますので、ぜひ一度おためししてはいかがでしょうか?
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